私たちが暮らす身の回りには様々な種類の水がありますが実はあまりよく知らないことがあるのでまとめてみました。
実は意外と多い水の種類
水道水
水道の蛇口をひねれば飲める水が出てくる日本はとても恵まれており、河川の上流のダムなどに水を貯め浄水場で沈殿やろ過などで物理的に不純物を除去したり化学処理などによって綺麗にした後、殺菌のため塩素を添加し上水道にて各家庭に送られます。
水道水の塩素によるカルキ臭は安全な水という証みたいなものです。
ミネラルウォーター
水道水が苦手な方や健康に気をつけている方などは普段の生活からミネラルウォーターを飲んんでいると思いますがミネラルウォーターも種類があり、厚生労働省より表示のガイドラインが示されています。
ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないもの。
ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中又は地下に蒸溜中に地層中の無機塩類が溶解した地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む)をいう。)を原水としたもの。 要はミネラルが豊富に含まれたもの。
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているものにあるもの。
ボトルドウォーター
上記以外のもの
精製水
イオン交換や蒸留などで濾過してミネラルなど不純物を除去した水。
肌への刺激が少ないので化粧品などに使用されています。
海洋深層水
水深200メートルよりさらに深いところの海水。
ミネラルなどが多量に含まれていて塩分を取り除いた後、飲料水に用いられます。
純水
濾過や蒸留、イオン交換樹脂などで浄化した水。
RO水
純水の一種で水道水などをフィルター(1000万分の1)を通すことでさらに不純物を取り除いて加工した水。
硬水と軟水
水分中のミネラルの量で多い方を硬水、少ない方を軟水とに分けられます。
WHO(世界保健機関)による区分は以下のようになっています。
軟水・・・硬度60mg/L未満
中硬水・・硬度60mg/L以上120mg/L未満
硬水・・・硬度121mg/L以上180mg/L未満
超硬水・・硬度180mg/L以上
日本では軟水が主流でヨーロッパは硬水が主流です。
ミネラルが多い(硬度が高い)水を赤ちゃんやお年寄りなどの胃腸が未発達、弱っている方などが飲むと下痢などの症状を起こすことがあります。
日本人には軟水の方が馴染みがある分、硬水が苦手という方もいます。
一言まとめ
飲料水に限っていえば100%天然水だからいいということではなくて、適切に不純物が除去されミネラルが添加された水であることがいい水といえるのではないでしょうか。
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