スーモやアットホーム、地元の情報誌にマイホームの売却の広告を出して1年半。
やっと不動産を売却することができました。
その経験を踏まえ、不動産を売却するのに必要なことこれから不動産を売りたいかた向けに経験者からアドバイスをしたいと思います。
一括査定申し込みサイトはムダ
「不動産 売却」と検索すれば大抵出てくるのが一括査定申し込みサイトが検索上位に来ますが、経験者としてはっきり言うと一括査定サイトは意味がない。
同じような業者7〜8社に見積りを一括で依頼できるのは便利ですがはたしてそんなにたくさんの業者に見てもらう必要がありますか?
見積り依頼をしたら業者は土地と建坪、室内設備で大まかな見積りを出してくれますが、本当に見積りをしようと思えば室内の中まで見ないと見積りなんてできません。
そうなるとただでさえ忙しいのに7〜8社も見積りに立ち会いますか?
答えはノーです。 一括査定申し込みサイトほど意味のない時間のムダはありません。
仲介依頼をするときのベストな組み合わせ
不動産売買の仲介依頼をするときのベストな組み合わせを教えます。
大手1〜2社、地元の不動産業社1〜2社がベストな組み合わせです。
それぞれ理由を説明します。
まず大手は一応見積り依頼しましょう、大手の強みはネットワークの強さと資金力がありますので全国的に社名が知られているところに1〜2社と契約しましょう。
注意してほしいのが全国的に有名なところでも良い加減なところはあります。
法律により2週間に1回、活動報告をする義務があるのですが守っていない不動産業社は多く期待しない方が良いです。
そういうところはバッサリ契約を打ち切っても良いでしょう。
地元の不動産業社にも1〜2社依頼をすると良い理由は、不動産は結局土地に付随するものでその地域で古くからやっている不動産業社は独自のパイプを持っています。
それは人脈であったり、その地域独自の特性であったり様々です。
大手にはない中小のフットワークの軽さなどもあります。
不動産仲介手数料もバカにはならない
不動産を買った時に経験しているので知っているとは思いますが不動産業者に払う仲介手数料もバカにはなりません。
4000万の取引で130万以上のお金が飛んでいきます。
仲介手数料が無料、半額の不動産業社が最近増えてきましたのでそういう業者を賢く使い少しでも赤字額を圧縮するようにしましょう。
売りたいなら綺麗に保つ
当然のことですが内覧があったのに部屋が汚い、庭は雑草がボーボーでは良く見えるはずがありません。
これでもかというくらい部屋は綺麗にすることが大事です。
まだ住んでいる状態で内覧をするならできるだけ家具や荷物は減らしてください。
ものがたくさんある状態であると部屋の本当の広さが見えてこないからです。
水回り、玄関は特に綺麗に保ってください。
売れないときは大胆に
売れないときは本当に辛いものです。
結局不動産は自分だけの問題ではなく相手がいるので自分だけではどうしようもない状態になることもあります。
売れない原因をあげると
- スーモなど閲覧のアクセスがあるが売れない
- そもそもアクセスすらない
- 需要がない地域である
- 価格設定に無理がある
- 家の外が汚い
売れない理由はたくさんありますが、一番多いのが価格設定に無理があることです。
公示地価を見ると土地の値段は全国的にここ10年くらいは下がっています。
一部上がっているところもありますが基本的に土地余りの状態です。
損をしたくないために価格設定が周辺相場より高くなっていませんか。
自分ならその値段で買いますか? をよく考えて価格を設定してください。
あなたの不動産を買う人は、この後不動産取得税や登記、仲介手数料など出費があります。
強気な価格設定はいいですが売れないなら見直しは絶対必要です。
100万下げるとしても売れずに1年ローンを払い続ければ100万円以上の出費になります。
多少損をしてでも売ってしまった方が固定資産税も払わなくていいし、家の管理もしなくていいため大胆に値引きして売ってしまいましょう。
まとめ
私は実に1年半もの間売れずに空き家になったマイホームを所有してきました。
その間最初の売れないだろうなと思って設定した価格から最終的に500万値引きで売却しました。
購入費から売却諸経費を引いた金額は400万ほどの赤字になっていますが、ずっとローンを払い続けるよりはマシであったと思います。
今売れていない人も自分の不動産の価値を見つめ直して早く売却できることを祈っています。