『豆乳』ってどんなイメージ?
昔は学校給食なんかでも出てきて、牛乳に比べてクセのある味のため人気がなかった豆乳。
私自身も当時、豆乳は苦手で牛乳なら良かったのにと思っていました。
今では、コーヒー以外にもバナナやイチゴなどジュース感覚で飲むことができる豆乳があります。
昔豆乳を飲んで悪いイメージを持っている方は最近の豆乳を飲むとびっくりすると思います。
豆乳にはニキビや肌荒れにいい成分がたくさん含まれています。
最近の美味しい豆乳を飲んでニキビや肌荒れを解消したい方はこの記事を読めば、豆乳がいかに優れたものであるかがわかります。
豆乳とニキビや肌荒れとの関係をまとめてみました。
豆乳に秘められた美容効果
豆乳に含まれる成分の代表的なものは、「イソフラボン」になります。
その他、タンパク質、ビタミンなどニキビ対策には嬉しい成分ばかりが含まれています。
豆乳の原料は大豆と水ですが、大豆は「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富です。
日本人は今のような欧米化の食生活になる前は大豆によりタンパク質を補給していました。
納豆や、豆腐、味噌、醤油など加工・発酵させ大豆の持つ力を最大限に生かした食生活を行なってきました。
にきびなどの肌荒れは食生活の欧米化もあげられています。
イソフラボン
イソフラボンの名前だけは聞いたことある方もいると思います。
イソフラボンには女性ホルモンの「エストロゲン」と同じような作用をすることがわかっています。
女性ホルモンには女性らしい肌のキメやツヤなど男性にはない特徴をもたらすホルモンです。
女性らしい丸みのある体つきや月経、妊娠、授乳など女性ホルモンの働きにより行われているものです。
男性と女性を比べると男性は男性ホルモンが多いので皮脂が多く、ニオイも女性より強くなりがちになります。
皮脂の分泌が多いというのはそれだけで毛穴が詰まりやすくなるのと同時に、ニキビの原因になるアクネ菌のエサが豊富にあることを意味します。
詰まった毛穴の中でアクネ菌が皮脂をエサに増殖し、気がついたら炎症したニキビとなってしまいます。
男性にも女性ホルモンはあるのですが、女性に比べて少ないため豆乳によりイソフラボンを補給してあげることにより皮脂の分泌が少なくなったり肌のハリなどにも好影響があります。
タンパク質
タンパク質は肌や髪の毛、ツメなどをつくる重要な栄養素です。
タンパク質が不足すると肌がガサガサになりニキビの原因になります。
タンパク質は筋肉をつけるために必須の栄養素ですがトレーニングする方だけが摂ればいい成分ではなくてすべての方に必要です。
豆乳に含まれるタンパク質は植物性タンパクになります。
肉に含まれるのは動物性タンパクですが、体に取り入れるなら植物性タンパクを積極的に取り入れてください。
理由は肉には脂肪分が豆乳より多いのでニキビの原因となる脂肪分を極力減らすためです。
ビタミン
豆乳にはニキビ対策になる、ビタミンB2が含まれています。
ビタミンB2は肌の代謝を良くするビタミンで美容によく積極的に摂ってほしいビタミンです。
ニキビ対策にはどの豆乳を飲めばいい?
いざスーパーやコンビニに行くとどの豆乳を買えばいいのかわからなくなります。
それもそのはずで、豆乳には種類があります。
「豆乳(無調整豆乳)」、「調製豆乳」、「豆乳飲料」とあります。
ニキビにいいのは、豆乳(無調整豆乳)> 調製豆乳 > 豆乳飲料 になります。
私はニキビにいいのならと、豆乳(無調整豆乳)を購入しましたが豆乳独特のクセのある味で結局飲みきることができませんでした。
飲むことに苦痛を感じてはなんのために豆乳を飲むのかがわからなくなります。
豆乳を継続的に苦痛を感じることなく飲むことが第一ですので、自分が美味しいと思う豆乳を飲むようにした方が断然いいです。
豆乳の種類については農林水産省より基準が定められています。
どの豆乳に分類されるかはパッケージを見ればわかるようになっています。
下に参考に基準を載せていますが、わかりやすくいうと「どれだけ大豆の成分が残っているか?」ということになります。
調製豆乳では砂糖や食塩、豆乳飲料では果汁などで味付けを行なっています。
豆乳
大豆(粉末状のもの及び脱脂したものを除く。以下同じ。)から熱水等によりたん白質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(以下「大豆豆乳液」という。)であつて大豆固形分が8%以上のものをいう。
調製豆乳
1 大豆豆乳液に大豆油その他の植物油脂及び砂糖類、食塩等の調味料を加えた乳状の飲料(以下「調製豆乳液」という。)であつて大豆固形分が6%以上のもの
2 脱脂加工大豆(大豆を加えたものを含む。)から熱水等によりたん白質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られたものに大豆油その他の植物油脂及び砂糖類、食塩等の調味料を加えた乳状の飲料(以下「調製脱脂大豆豆乳液」という。)であつて大豆固形分が6%以上のもの豆乳飲料
1 調製豆乳液又は調製脱脂大豆豆乳液に粉末大豆たん白(大豆豆乳液、調製豆乳液若しくは調製脱脂大豆豆乳液を乾燥して粉末状にしたもの又は大豆を原料とした粉末状植物性たん白のうち繊維質を除去して得られたものをいう。以下同じ。)を加えた乳状の飲料(調製豆乳液又は調製脱脂大豆豆乳液を主原料としたものに限る。以下「調製粉末大豆豆乳液」という。)であつて大豆固形分が4%以上のもの
2 調製豆乳液、調製脱脂大豆豆乳液又は調製粉末大豆豆乳液に果実の搾汁(果実ピユーレー及び果実の搾汁と果実ピユーレーとを混合したものを含む。以下同じ。)、野菜の搾汁、乳又は乳製品、殻類粉末等の風味原料を加えた乳状の飲料(風味原料の固形分が大豆固形分より少なく、かつ、果実の搾汁を加えたものにあつては果実の搾汁の原材料に占める重量の割合が10%未満であり、乳又は乳製品を加えたものにあつては乳固形分が3%未満であり、かつ、乳酸菌飲料でないものに限る。)であつて大豆固形分が4%以上(果実の搾汁の原材料に占める重量の割合が5%以上10%未満のものにあつては2%以上)のもの引用 農林水産省
調製豆乳や豆乳飲料には美味しく飲みやすいように添加物を入れてあります。
その分、タンパク質やイソフラボン、サポニン、レシチンが豆乳(無調整豆乳)より少なくなります。
しかし少なくなっているといってもわずかなので気にする必要はないと思います。
ニキビのために豆乳はどのくらい飲めばいい?
ニキビのためにと豆乳を大量に飲むのは良くありません。
豆乳に含まれる大豆イソフラボンには一日の摂取目安量があります。
通常の食事から摂る場合は『70mg』、サプリメントなどから摂る場合は『30mg』となっています。
ちなみにこれがどのくらいの量なのかというと、納豆1パックが50gだとした場合で60〜65mg、豆腐が1/2丁で55〜60mgくらいなので食事からでも摂ることができます。
どんなにいいものでも大量に摂ることは体にとっては害になってしまいます。
適量を守って効果を感じましょう。
毎日豆乳ばかりじゃ飽きる!そんな時はアレンジを
「味に種類があっても結局は豆乳じゃん」と言われる方は豆乳を少しアレンジしてみてはいかがでしょうか?
豆乳はニキビにいい別の食品との相性がよく毎日アレンジして食べることができます。
・シリアル
・グラノーラ(フルーツグラノーラ)
・豆乳鍋
これからの寒くなった季節には豆乳鍋が特におすすめです。
野菜も摂れ、ヘルシーですのでぜひ試してみてください。
まとめ
豆乳の持つ美容効果をまとめてみました。
豆乳の効果の秘密は「イソフラボン」、「タンパク質」、「ビタミン」です。
体にいいものばかりの豆乳ですが、大豆アレルギーの方は控えてください。
また豆乳は即効性があるものではなくて継続的に飲み続けることにより徐々に効果を感じられるものです。
すぐに効果がでないから飲むのをやめたとならないように継続して飲み続けてください。
豆乳を飲めば他に暴飲暴食しても大丈夫というわけではありません。
食事はバランスよく、睡眠もきっちりととってニキビのない美肌を目指しましょう!