ニキビができる原因は、偏った食事や睡眠不足、スキンケアが間違っていたりと様々です。
どれも意識と行動次第で直すことができ、ニキビのできる数を減らすことができます。
今回は睡眠不足について質の良い睡眠で肌のバリア機能をアップさせニキビを防ぐ方法を紹介したいと思います。
睡眠不足はなぜいけない?
私たち人間は睡眠によって、体を休め疲労を回復するだけでなく成長ホルモンによって肌を成長させています。
また、食物から摂ったタンパク質を合成したりして新しい肌を作っています。
タンパク質は肌や髪の毛、ツメなど体には必要な栄養素です。
細胞の修復なども行なっているため、傷ついた細胞は睡眠中に修復されています。
ニキビができた肌は傷ついていますが就寝中にニキビを直そうと体が頑張っています。
睡眠不足になると肌が回復や成長をする時間が取れていないことになり結果として肌がボロボロの状態となってしまいます。
睡眠不足は肌に悪いだけでなく、疲労が回復できなかったり、日中の集中力の低下も招き本来の力が出せなくなります。
免疫力も低下し自律神経も乱れますので鬱などの精神疾患にもなりやすくなります。
睡眠不足になった肌はこんな状態
睡眠不足になると、肌の代謝のサイクルでもある「ターンオーバー」が正常に行われなくなります。
ターンオーバーが乱れると本来なら約28日周期で肌の角質が生まれ変わり新しい角質に変わるのですが、古い角質がいつまでも残ったままとなってしまいます。
肌に残った古い角質は様々な問題を引き起こします。
「化粧水や乳液の浸透が悪い」、「肌がくすんで見える」、「化粧のノリが悪い」
これらは古い角質が残っているためだったのです。
化粧水や乳液の浸透が悪いとどういうことが起こるのかというと、肌が乾燥しているのでより皮脂を分泌するようになります。
肌に残った角質もあり毛穴が詰まりやすくなっています。
ニキビの原因であるアクネ菌が毛穴の中で皮脂をエサに増殖しニキビができてしまいます。
質の良い睡眠でニキビを防ぐ
「質の良い睡眠」とはどんな睡眠なのか、睡眠時に注意していただきたいことをまとめてみました。
質の良い睡眠は体をリフレッシュさせ、もし睡眠時間が人より短くても質が良ければそれ以上の効果が出ます。
それほど睡眠とはただ寝れば良いということではないことがわかります。
基本的な、夜の10時〜深夜2時はお肌のゴールデンタイムと呼ばれていて成長ホルモンも活発に出ます。
少し早めの就寝にはなりますが、早く寝て朝を少し早めに起きる早寝早起きに生活をシフトしましょう。
部屋の温度を快適に保つ
部屋が寒すぎたり暑すぎると、途中で起きてしまったり寝苦しさを感じ質の良い睡眠がとれません。
エアコンですとタイマー機能つきで停止と起動をセットできる場合もあります。
部屋を暗くする
人間は夜行性ではありませんので本能的に夜は休むようにできています。
部屋を暗くすることにより自然と体が休む態勢になります。
音を遮音する
音楽を聴きながら寝たりするのは耳から脳へ音が伝わるので脳が休まりません。
また自動車の走行音など外からの音も雨戸やカーテンなど遮音できるものでできるだけ遮音しましょう。
自分にあった枕を使う
枕があっていないと首を痛めたりしてストレスを感じることになります。
自分にあった固さと高さ、素材の枕を探すかオーダー枕にしてみたり工夫をしてください。
服装に気を使う
寝るときの服装にはきつさを感じない、ゆったりとした服装で夏は涼しく、冬は暖かい服装で寝ましょう。
よく筋肉トレーニングをしている方が、就寝中もトレーニングができるとの触れ込みで加圧シャツを着たまま寝たりする方がいますがおすすめしません。
睡眠は体を休め、回復する時間です。 その時間もトレーニングをすると体が休まる時間がありません。
加圧シャツは起きている時だけ着るようにしましょう。
毎日決まった時間に寝る
毎日決まった時間に寝ることにより時間が来たら自然と体が眠たくなって来ます。
体が寝るタイミングを覚えるので自然と寝る態勢ができるのです。
食事は就寝前3時間前までにすませておく
食後は消化するために胃などがフル回転で消化にあたっています。
寝るのは消化が終わった後がいいので食後3時間もあれば消化はできています。
時間を逆算して食事を済ませておくようにしましょう。
運動は就寝前2時間前までにすませておく
運動は代謝をアップさせてくれるのでニキビ対策には必要です。
しかし、運動は体を活性化させてしまい運動直後の睡眠ではまだ体は起きています。
食事、入浴との時間を考えると就寝前2時間前までにすませておく必要があります。
入浴は就寝前1時間前までにすませておく
入浴は体の深部まで温めることができます。
温まった深部体温が徐々に下がってくる時に人は眠たくなります。
入浴後1時間後くらいの就寝でスムーズな睡眠へとつなげることができます。
これが睡眠の質を下げる原因になる
質の良い睡眠があれば質の悪い睡眠もあります。
例えば、休みの日に寝だめと称して長い時間寝ることはその代表例です。
人の体は寝だめをできるようにはなっていません。
睡眠の質を下げないためにも1時間〜2時間多めに寝るのは良いですがそれ以上の寝だめは行わないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ニキビ予防だけでなく質の良い睡眠を行うことは日常生活をしっかりと送るために必要なことです。
現代社会では夜の10時に就寝すること自体が難しいと思います。
質の良い睡眠をとるための項目はできることからやるだけでも価値があります。
一つからでも良いのです、無理する必要はありません。
質の良い睡眠で少しでもニキビ予防をしていきましょう。