顔よりも胸元や背中にニキビができてしまう。
しかも、1個、2個ではなくて何個もまとまってできている。
顔みたいに表には出ていないけど、着替えの時などやっぱり人にみられるのは恥ずかしいものです。
体にできるニキビは男性、女性関係なく悩まれている方が多く早くなんとかしたいと思われるのも痛いほどよくわかります。
今回は、体にできる胸元のニキビと背中のニキビは顔にできるニキビとの違いと必要なケアはなにがあるのかをまとめました。
胸元や背中にニキビができる原因
シャンプーやリンスのすすぎ残し
シャンプーやリンスのすすぎ残しが胸元や背中に残っていると、ニキビの原因菌であるアクネ菌のエサとなってしまいます。
しかも胸元や背中だと気づかずにそのまま衣服を着てしまったりして不衛生なままの状態となっています。
すすぎ残しがないようにすすぎは十分に行ってください。
汗をかいてそのままにしている
汗をかいてそのままにしていると蒸れたり、汚れがあったりするので雑菌の温床になったりします。
湿気があり皮脂もあるのでアクネ菌にとっては増殖するのに最高の環境となってしまっています。
汗をかいたそのあとは衣服を着替えたり、ボディペーパーで体を清潔に保ちましょう。
衣服が肌に合っていない
ウールでチクチクしたりするのはアレルギーで肌に刺激になっている可能性があります。
ラノリンというウールを加工する時にできる脂があり、ラノリンにアレルギー反応を示す人もいます。
ウール自体も肌に直接触れるとカシミヤよりも硬いため肌触りがよくありません。
ウールは肌に直接触れないように一枚下に着ることで刺激を抑えることができます。
最近では肌着は化学繊維でできたものが多く、夏場は速乾、冬場は発熱といった機能性のシャツが人気です。
しかし、この化学繊維が肌に合わないこともあり、綿や麻など天然繊維に変えたら良くなったということもあります。
思い当たる原因がない場合は、肌着を変えてみることをおすすめします。
ごしごしこすっている
体の汚れを落とそうとごしごし体をこすっている方は、やさしく洗うことを心がけましょう。
ごしごし洗うと肌に必要な皮脂まで落としてしまい肌のうるおいも奪ってしまいます。
肌を傷つける原因にもなってしまいますのでやさしく洗いましょう。
最初にシャワーを浴びると思いますが汚れのほとんどはシャワーで落ちています。
無理にごしごしこする必要はないのです。
ホルモンのバランスが崩れている
ホルモンのバランスが崩れると男性ホルモンの働きにより皮脂が過剰に分泌されニキビの原因になることがあります。
ホルモンのバランスが崩れる原因は、睡眠不足やストレスなどです。
睡眠不足は免疫力の低下や精神疾患にもなりやすくなるので、肌だけでなく様々な悪影響があります。
ストレスは現代ではなかなか切っても切り離せないですが、スポーツなど体を動かす趣味をすることでストレス発散と体の代謝も促すことができるのでおすすめです。
胸元・背中ニキビの対策
胸元ニキビ、背中ニキビができないように日頃から注意して防ぎましょう。
・体をごしごし洗わない
・乾燥する人は保湿を行う
・肌着は綿や麻など天然素材のものを着る
・汗をかいたらそのままにしない
・パジャマや枕カバー、シーツはこまめに洗う
胸元・背中ニキビがなかなか治らない
胸元・背中のブツブツがケアをしてもなかなか治らない、そんな時は無理をしないで皮膚科を受診しましょう。
実はニキビと思っていたものが違う場合があります。
毛のう炎(毛包炎)というまったく原因菌が違う別の皮膚疾患があります。
毛のう炎はマセラチア菌という菌が毛のうと呼ばれる毛穴の奥の皮膚組織の中で増殖し炎症を起こします。
そのため、ニキビのように赤く炎症するため勘違いをしてニキビと同じ処置をしてしまうのです。
毛のう炎は炎症が進むと膿がたまったりします。
症状がひどくならないうちに皮膚科を受診してください。
まとめ
胸元や背中ニキビの原因とその対策についてまとめてみました。
普段見えない部分で、気づかないうちにいっぱいできていたということもよくあるので、普段の体を洗う時などは注意してみてください。
発生する原因は顔にできるニキビと大きな差はないので、あまりにも治りが遅いと感じた時は皮膚科を受診し早めの処置を心がけてください。
胸元や背中のニキビのない綺麗な肌を目指しましょう。