2018年になり各社加熱式タバコの在庫が増え転売屋のプレミア価格ではなく定価で買えるようになりました。
2017年はJTのプルームテックが定価4000円のところ20000円くらいまでプレミアとなっていましたが現在は公式ホームページでも買えるほど在庫があります。(以前は抽選式)
アイコス、グローはコンビニでも在庫を見かけます。
加熱式タバコと従来の紙巻タバコを比べると加熱式タバコの方は本体を買わなくてはいけないため損をした気になる人も多いかと思いますが、それでも加熱式タバコにした方がいい理由をあげていきたいと思います。
加熱式タバコの種類
フィリップモリスジャパンのアイコス
加熱式タバコのブームを巻き起こし一番有名ではないでしょうか。
代表的なブランドに「マルボロ」があります。
ホルダ内のブレードを高温にしてヒートスティックを加熱する構造となっています。
チャージャーに充電後、ホルダーに充電する2段階の充電が必要です。
連続で吸うことができず、20回吸うごとにホルダーを清掃しないといけません。
またよく故障し、在庫を故障に対する補償に回していたためか新規で欲しい人がなかなか手に入れれない状態であったのではないでしょうか。
フィリップモリスはいずれ紙巻タバコからアイコスなどに経営資源を移行していくとの声明を出しています。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンのグロー
「KENT」ブランドで有名な名門です。
後発組ですが、アイコスと似ていますが、違いはチャージャーとホルダーが一体になっているためホルダーに充電といったまどろっこしいことをしなくていいのが特徴です。
チャージャーにスティックを挿して吸いアイコスと違い連続で吸うことができます。
こちらもホルダーの清掃が必要です。
JTのプルームテック
メビウスが代表的なブランドです。
こちらも後発組ですが、上の2社とは違い低温加熱で構造も違います。
カートリッジ内のリキッドを蒸気にし、たばこカプセルを通過させ味わう仕組みとなっており匂いも一番少ないです。
カプセル5個使用でカートリッジも使い切りで捨てるため清掃といった手間はありません。
加熱式タバコに変えた方がいい理由
1.有害物質が90%以上削減
タバコを燃やさず熱で加熱するため紙巻タバコと比べタールなどの有害物質が90%以上カットされる。
タバコはタールによって健康を害しニコチンによって依存するものなのでタールが大幅にカットされるだけでも加熱式タバコに変える意味があります。
2.火を使わない
加熱式タバコはどの製品もリチウム電池によって充電し、電気加熱によりヒートスティックなどを熱する構造のため火を使いません。
小さなお子さんがいる家庭でのライターを使われることも、寝たばこによる火災のリスクをなくすことができます。
3.匂いが少ない
タバコを燃やさないため煙が出ずタバコ臭は圧倒的に少なくなります。
アイコス、グローはプルームテックより高温での加熱になりますのでタバコの臭いというよりは特有の香ばしい香りがします。
加熱式タバコを吸っているときの煙に見えるものは蒸気です。
4.室内が汚れにくい
タバコの煙によって部屋が黄ばんだりする汚れはタールによるものですが、加熱式タバコは葉を燃焼させないのでタールは発生しません。
加熱式タバコが紙巻タバコより有害性があるとの報道は一部を切り取っただけ
2017年にアイコスに紙巻タバコより10倍の発ガン性物質があるとの報道がありましたがこれは海外の研究機関の発表の一部を極端に報道したものでした。
アイコスは公式ホームページでも書いてある通り、有害物質を90%削減と書いていて害がないとは書いていません。
またニコチンは含まれるため依存性は当然あります。
一部有害物質に限っては紙巻タバコより多かったなどの研究結果が訳される中で話が大きくなったようです。
記事を読んでもらうために大袈裟なタイトルを意図的につけた者もいるでしょうがこういった報道に惑わされないことです。
2018年はアメリカでもついにアイコスが発売されるかもしれません。
アメリカ食品医薬品局(FDA)日本でいう厚生労働省にあたる機関が調査しています。
元のFDAの調査報告が膨大な量、もちろん英語のため訳すのは諦めましたが、どうも「有害性は低い」との報告がなされたようです。
アメリカで認められれば爆発的に普及するかもしれません。
まとめ
加熱式タバコにしろ紙巻きタバコにしろ人体に有害なことには変わりありません。
しかし、有害物質が減ればそれだけ副流煙での関係ない周りの人の健康を害することも減っていけば喫煙者も非喫煙者もよりより共存ができるのではないでしょうか。