日焼け止めを買おうと思った時にSPFやPAといった表記があるけどよくわからずになんとなく数値が大きい、+がたくさん付いているからという理由で購入していませんか?
それはとてももったいないことです。
SPFとPAをざっくり簡単に説明しますのでこれからの参考にしていただければ幸いです。
SPFとPAの前に紫外線をまずはおさらい
光には大きく分けて3種類あります。
虹が7色なのは目に見える色が7色のためであるのですが、赤より外の光が赤外線、紫より外の光が紫外線、目に見える7色の光が可視光線と言われています。
紫外線にはさらに3種類あり、紫外線A波(UVA)、紫外線B波(UVB)、紫外線C波(UVC)となっています。 ここまでいくと聞いたことあるというものもあると思います。
紫外線A波(UVA)
紫外線A波は肌の奥深くの真皮層まで届き活性酸素を作ります。 活性酸素は全てが害ではありませんが、細胞内のDNAを損傷させます。
また細胞膜の脂質と反応すると過酸化脂質が発生し、遺伝子と反応すると分解、変異などが起き老化、癌、の要因となります。
つまり、シワやたるみなど老化時に見られる現象が発生します。
UVAは窓ガラスも通り抜けるのでUVカットガラスではない場合はガラス越しの日光は直接浴びているものと思っておいてください。
1年中降り注いでいますので絶対に日焼けしたくない、肌が人より弱いかたは冬でも油断しないようにしてください。
紫外線B波(UVB)
紫外線B波は肌表面が炎症させます。 そのため肌表面は赤くなります。
主にシミやソバカスなど色素沈着の原因になるメラニンを大量に作ります。
シミなどは若いうちはなんとなくても歳を重ねると若い時に紫外線対策をしていなかった肌の人は明らかにシミが多くその時に後悔しても遅くなります。
UVAとの違いは冬場は夏場の1/5まで現象することです。
紫外線C波(UVC)
紫外線C波は通常地上に届く前にオゾン層によって吸収されるのですが近年オゾン層の破壊が言われるようになっている状況ですので注意が必要です。
日焼け止めでも紫外線C波は防ぐことができません。
SPF表記の解説
SPFはサンプロテクションファクターの略で主にUVBを防止する目安の数値となります。
数値が大きくなるほど効果が高く、「50」、「30」などの表記の意味は紫外線に当たり日焼けにより炎症するまでに、個人差がありますが大体10〜20分ほどあるのですがその炎症が始まるまでをSPF50なら50倍、SPF30なら30倍遅らせることができるということです。
つまり、日焼けがしやすい肌の弱いかたが10分、日焼けしにくいかたが20分としたら前者がSPF50で500分(8時間20分)、SPF30なら300分(5時間)ということになります。
1日中外出している場合は途中に塗り直しが必要になってきますし、塗ったところが擦れたりして効果が時間より短くなることも考えられます。
したがって少しの外出ならSPF30、ゴルフや海水浴など時間を必要とする場面ではSPF50を使うなどの使い分けが有効です。
PA表記の解説
PAはプロテクショングレイドオブUVAの略で主にUVAの防止する数値の目安になります。
SPFとの違いは効果の大きさが大きくなるにつれて+の数が増えてきますが肌への負担も増えていきます。
++++が最高で+が最低となります。
PA++++ | レジャーや長時間の晴天下での外出 |
PA+++ | 散歩や通勤など |
PA++ | 少しの外出 |
PA+ | 冬場の使用 |
おすすめのUVケア商品
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まとめ
UVケアの商品は開封したらその年に使い切るようにしましょう、意外と中身は酸化してしまっている場合があるからです。
数値が大きければいいというわけではなく紫外線を浴びる機会に分けて使い方を考えましょう。